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2019年1月

2019年1月26日 (土)

電子書籍■仮想空間Second Life再入門

仮想空間Second Life再入門

・内容紹介
本書は仮想空間「Second Life」について2018年時点でのアカウント取得、基本操作などについて解説したものです。
これからSecond Lifeを始めようという方はもちろん、以前やったことがあるけれどブランクがあるという方にも読んでいただければと思います。
また「2007年当時のSecond Lifeしか知らない」という方も、進化したSecond Lifeについて知ることができると思います。

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新刊!電子書籍■凍える街 連作ショートショート 雪

凍える街 連作ショートショート 雪

・内容紹介
雪をテーマにした連作ショートショートの一篇。バンドのためのオリジナル曲『冬紀元』を元に小説化したものです。
※本文より
 見上げるとどんよりとした雲が空を覆っていた。いまにも雨が降りだしてきそうな感じがする。
 街路樹はみな葉を落として、裸になった枝が冬の寒さを際立たせている。
 別に何か目的があったわけではないのだが、週末の午後、フラリとこの街に足が向いてしまった。ついこのあいだまでは週末ごとにあいつと歩いたこの街に。
 すれ違う人たち。雑踏の中に身を置くだけでも少しは気持ちが紛れるような気がしていたのだけれど、心の中を占めるあいつの面影は、その大きさを変えてはくれない。
 意識はしていないのに、いや無意識に歩いているからこそ、ふたりでよく歩いた道を、ふたりでよく入った店の前に、足が向いてしまう。それに気づくたびにチクリと心が痛む。
 そんな心境を煽るように木枯らしが吹き抜けていく。

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新刊!電子書籍■降り積もる雪のように 連作ショートショート 雪

降り積もる雪のように 連作ショートショート 雪

・内容紹介
雪をテーマにした連作ショートショートの一篇。短編SF小説でもあります。
※本文より
 地球から射手座方向に二十三万五千光年、地球の太陽と同じG型恒星を主星とする第四惑星「アクアマリン」。その名前は地球のように碧く輝いていたことからつけられ、人類の移住・植民の可能な惑星の中でも第一番に数えられる。
 最初に発見された時、それは全くの偶然だった。
 理論上その開発が確実であった時空間跳躍装置がようやく完成し、それを積んだ三隻目のシャトルの実験航行中、単純な操作ミスからシャトルはまったく見知らぬ宇宙空間に放り出された。乗務員はそこに、太陽と良く似た恒星を発見したが、コンピュータが示していたのは太陽系から二十三万五千光年を隔てた宇宙であった。
 シャトルの報告を受け、また、時空間跳躍装置の本格実用の時代が訪れ、宇宙植民、宇宙移住がクローズアップされたことで、太陽と良く似た恒星は一挙に注目されることになった。

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新刊!電子書籍■懐中時計 連作ショートショート 時計

懐中時計 連作ショートショート 時計

・内容紹介
時計をテーマにした連作ショートショートの一篇。
※本文より
 その時計をいつ、どこで手に入れたのか、いまではすっかり忘れてしまって思い出すことができない。
 中学、高校のころには腕時計がカッコよく思えて、外出するときにはかならず付けていたものだが、20歳のころにはそんな気分でもなくなり、自宅の机のうえにほったらかしにしてしまった。
 一度習慣でなくなると、たまに付ける腕時計がやけに重く感じられ、ますます付けなくなっていった。そんなこともあって、しばらく経ってから持ち歩くようになったのが、懐中時計だった。

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新刊!電子書籍■掌編小説 凍った星空

掌編小説 凍った星空

・内容紹介
掌編小説。短編小説。純文学。
※本文より
 星明りが冷たく凍って夜空に貼りついていた。
 頭の真上に、半分の月があった。
 こんな冬の空を、もうずっと昔にも見上げていたような気がする。

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新刊!電子書籍■掌編小説 冬の最初の日

掌編小説 冬の最初の日

・内容紹介
掌編小説。短編小説。純文学。
※本文より
 少し前から胃のあたりがチクチク痛むとは思っていた。前の夜食べすぎたとか、飲みすぎたとかいった程度のことだと思い込むようにしていたのかもしれない。しかし、ついに宣告はやって来た。

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新刊!電子書籍■霧の少女 連作ショートショート 少女

霧の少女 連作ショートショート 少女

・内容紹介
少女をテーマにしたショートショートのシリーズ作品です。
幻想文学を標榜しています。
1~3話は合本版も販売中です。
※本文より
 年に1、2回。いや数年に、だろうか、東京でも濃霧といえるような霧に包まれることがある。深夜、そんな霧の中にぼうっと霞む街路灯の光は幻想的な美しさでボクを魅了する。めったにないことだから、コンビニに買い物にでもと自分にいい訳をして、たいして急ぐこともない買い物に霧の中を出掛けたりもする。霧のひんやりとした感触、それでいて少し蒸っとしたような空気が好きだ。そう、その夜もそんな霧が街を包んでいた。
 コンビニまではまっすぐ歩けばほんの2、3分の距離だが、わざわざ遠回りをして公園の中を抜けていく。霧が街灯の光を反射して周辺がぼうっと白く霞んで見える。タクシーがスピードをゆるめて走っていく。ヘッドライトが霧の中に溶けている。
 静かだ。深夜でも車の断えない東京だが、雪の夜やこんな霧の夜には森と静まり返り…その静けさが新鮮に思える。
 全身がしっとりと湿ってくる。この感触もなんともいえない。
 公園の木々が霧の中にその輪郭をぼやけさせ溶け込んでいる。ベンチが、ブランコなどの遊具が幻のように見える。そんな中、いくつかあるベンチのひとつに人が腰掛けているような影が見えた。こちらの進んでいく方向にあるベンチなのでそのまま近づいていくと、霧の中にその人影が女性であることがわかった。
 ベンチに腰掛けている、といっても普通に座っていたわけではない。横向きに、両足をベンチの上に乗せて膝を抱えるようにして座っている。
 深夜に、しかもこんな霧の中で公園のベンチにひとりで座っているというのはどういうことだろう。家出をしていくところがないという雰囲気にも見えなかった。もしかするとボクのように、この霧に誘われて家を出てきたのかもしれない。

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新刊!電子書籍■雪の日の少女 連作ショートショート 少女

雪の日の少女 連作ショートショート 少女

・内容紹介
少女をテーマにしたショートショートのシリーズ作品です。
幻想文学を標榜しています。
1~3話は合本版も販売中です。
※本文より
 その日、夜明け前から降り始めた雪で街は白の絵の具で塗りつぶしたように見えた。東京でもこんなに雪が降ることがあるんだ、と驚くというより感心するような、そんな気分だった。
 自宅でデザインの仕事をしている関係で平日の昼間でも時間は自由に使える。こんな風景は滅多に見られるものではない、とわたしはデジタル一眼レフを手に散歩に出ることにした。午後になると雪も小やみになり傘の必要もなかった。
 さすがに表通りは車の通りもあって雪は片づけられていたが、近所の遊歩道は人の足跡もなく、東京とは思えないような風景が撮れた。
 雪の積もったベンチや木々は、普段見なれていないこともあって幻想的な風景に思える。
 そしてそんな風景にカメラを向けているとき、ファインダーの中にあの少女を見たのだった。
 あれ、と思ってカメラから目を離し、少女が居た方向を見てみたが、まったくそんな人影はない。木の影にでも隠れたかと一瞬思ったが、遊歩道に沿って建つ住宅が並んでいるそんな場所に植えられた木の影に入って遊んでいるような子供は普段からいないし、ましてや今日は雪でどこからが歩道だかわからないような状況だ。よく考えてみればそのあたりに人の足跡も見えない。
 なにかを見間違えたか、とまたカメラを目に当ててその方向に向けてみると、また少女の姿がファインダーの中にあった。

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新刊!電子書籍■雨に濡れた少女 連作ショートショート 少女

雨に濡れた少女 連作ショートショート 少女

・内容紹介
少女をテーマにしたショートショートのシリーズ作品です。
幻想文学を標榜しています。
1~3話は合本版も販売中です。
※本文より
 台風がいってしまうと、それまでの残暑が嘘のように肌寒いほどの気温になった。その上この2、3日は雨が続き気分が滅入る。
 その日もデザイン学校の課題をどうするか考えながらボクは駅へと傘を前にちょっと傾けて歩いていた。雨は強くなったり弱くなったり、短い時間にその勢いを変えていた。
 週明けが締め切りの課題はアクリル絵の具を使ったイラストで、なにを描くかは自由だったのだが、それだけになにを描くか決められないまま時間だけがすぎてしまっていた。とりあえず、と昨夜はパネルにケント紙を水張りしてみたのだが、真っ白な画面を見つめていても具体的なイメージは浮かんでこないまま眠ってしまった。
 ぼんやりと、女性というモチーフは固めているのだけれど、それをどう描くかが浮かんでこない。少しでもイメージが固められないものかと、駅に向かう道を少し遠回りして近くの公園の中を通ってみることにした。
 公園の入り口に差しかかるとまた雨が激しくなってきた。
 その激しさはこれまでのものとは違って、まるで夕立のような感じで傘を持つ手にも叩きつける雨粒を感じる。ボクはそのまま公園を通りすぎるのをやめて公園内の東家で雨の勢いが弱まるのを待つことにした。
 時間は午前10時半を回ったころで、普段ならお年寄りや子供を連れた若いお母さんといった人たちを見かけもするが、この雨では自分のほかには人影はない。と思っているとその雨の中を小走りに自分と同じように東家に入ってきた少女がいた。もっとも傘もささず雨の中を走ってきたようだ。

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新刊!電子書籍■眠れる少女 連作ショートショート:少女

眠れる少女 連作ショートショート:少女

・内容紹介
連作ショートショートのシリーズで少女をテーマにした作品です。
幻想文学を標榜しています。
1~3話は合本版も販売中です。
※本文より
 夜、寝る前に一杯の酒を飲むのがわたしの楽しみだ。いわゆる寝酒、ナイトキャップとかいうやつだ。もともと酒が強い方ではないから、ビールだったら350ミリリットルひと缶で十分。500ミリリットルでは多すぎるというところだ。量は飲まない、いや飲めないとはいえ酒は好きなのでいろいろな種類のものを飲んでいる。最近ではモルトウィスキーが好みだ。そんなわけでその夜もロックグラスに、店で飲んだらダブルほどの量を注いで、冷凍庫から氷を出してグラスに3、4コ入れたのだった。
 そのグラスを持ってベッドに行き、ベッドサイドのスタンドの明かりで本を読みながらチビチビと酒を飲む。30分もすると眠くなって、そのまま寝るというのがいつものことだった。しかしその夜はちょっと違っていた。ベッドに腰掛け、本を膝の上に乗せ、まずはひと口、とグラスを手にしたときに、グラスの中にチラリと黒い陰が目に入ったのだ。最初はなにかゴミが入ったかと思い、じっとみてみると、どうも氷の中にその陰はあるらしい。冷凍庫に製氷機を入れる前にゴミが混じったか、と思ったのだが、よくよくみているとその黒い陰はどうも何かの形をしている。酒と氷で像がゆがんで見えるだけかとも思ったのだが、グラスの上から、横から角度を変えていろいろ見てみても、それはひとの形に見えるのだ。

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新刊!電子書籍■連作ショートショート 人魚 04 公園の人魚

連作ショートショート 人魚 04 公園の人魚

・内容紹介
「人魚」をテーマにしたショートショート作品の連作のひとつです。
※本文より
 その公園は、昼間のベンチではお年寄りたちが雑談し、ブランコなどの遊具では小さな子供とその母親たちが遊んでいる風景が見られた。春には公園内の桜並木が花見客たちを集める。また夏場には、ほぼ中央にある池で子供たちが水遊びするのが風物詩のようだった。
 池には、人工的に作られた丘から、これも人工的に作られた小川の水が流れ込むような形に作られ、その里山的な演出は、周囲を住宅やマンションに囲まれている中でちょっとした自然に触れられるような雰囲気があった。
 池の底はタイルが貼られ、中央にタイルのモザイク画で人魚が描かれていた。
 池の水は年に数回抜かれ、公園を管理する職員によって掃除されるが、夏場に子供たちが遊ぶ関係で、そのうちの一回は初夏に行われるのが通例となっていた。今日はその掃除の日だった。
 池の周囲では水遊びができないのを残念がってか、或いは池の掃除が珍しいのか数人の小さな子供と母親たちが職員たちの動きを眺めていた。
「あれ、山下さんお久しぶりです」
 水が抜かれた池の底を柄の長いブラシでこすっていた手を休め、水色の作業着を着た年配の職員のひとりが声をかけてきた。確か小林さんといっただろうか。
「どうも、ご無沙汰してます。池の清掃だって聞いたものだから、タイルのはがれなどあったら修繕しようと思って」
「そうでしたか。ざっと見たところ大丈夫のようですよ」
「それならよかった」
「あ、三橋君、こちら山下さんといって、この池の人魚のモザイクを作ってくれた芸術家さん」
 小林さんが同じようにブラシで池の床をこすっていたもうひとりの若い男性に、そう声をかけた。「芸術家」などと呼ばれると自分ではないような気がする。
「どうも、三橋です。この人魚、子供たちに評判いいですよ」
「そうですか。それは嬉しいですね。ぼくもね、この人魚はすごく気に入ってるんですよ」
「近所じゃあ、この公園を『人魚公園』って呼んでるくらいですからね。山下さんのモザイク画があってこその公園ですよ」
 小林さんはそう言って笑った。

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新刊!電子書籍■連作ショートショート 人魚 03 人工の人魚

連作ショートショート 人魚 03 人工の人魚

・内容紹介
「人魚」をテーマにしたショートショート作品の連作のひとつです。
※本文より
「よかったら、モデルになってもらえないかな」
 そう言われたのは、その人と会ってから15分もしなかったのではないかと思います。
 そこはお気に入りの喫茶店で、全体的に板張りの温かい雰囲気があり、その上、店の奥の壁が一面ガラス窓になっていて都心とは思えない落ち着いた感じの緑豊かな中庭が眺められるのが気に入っていて、月に数回、ひとりでぼうっとしたいときなどにコーヒーを飲みに来ているんです。
 その日も窓際のテーブル席に着き、ぼんやりと中庭を眺めながらコーヒーを飲んでいると、向かいのテーブルで本を読んでいた男性とふと目が合いました。
 その人は40代くらいの男性で、ラフな服装もしていたので、最初からサラリーマンなど会社勤めをしているようには見えませんでした。そして、軽く会釈をしたあと、わたしの座っているテーブルに近寄ってくると唐突にモデルになってくれと言い、ちょっと話をしてもいいだろうかと確認して、テーブルを挟んでイスに腰掛けたんです。
 普段ならこの店にいるときに他人と関わることは望まないのですが、このときはなぜかその男性の話を聞いてみてもいいと思いました。モデルに、という言葉になにか期待するようなものがあったのかもしれません。
「モデルというと、写真か何かですか」
「いや、彫刻なんですけどね。いま取り組んでいるテーマに、あなたはピッタリなんです」
 わたしの目をじっと見つめてその人はそう言い、その真剣なまなざしに、わたしもつい答えてしまっていたんです。
「わたしでよければ…」

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新刊!電子書籍■連作ショートショート 人魚 02 川面の人魚

連作ショートショート 人魚 02 川面の人魚

・内容紹介
「人魚」をテーマにしたショートショート作品の連作のひとつです。
※本文より
 誰かがマネキンでも捨てたのかと疑ったが、それにしては明らかに「泳いでいる」ように見えた。
 全体がうっすらと見えると腰から下は魚…そう人魚なのだった。
 電車は速度を増し、人魚を追い越していく。人魚もそのまま深く潜ってしまったのか見えなくなってしまった。
 あれはいったい…。

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新刊!電子書籍■連作ショートショート 人魚 01 水槽の人魚

連作ショートショート 人魚 01 水槽の人魚

・内容紹介
「人魚」をテーマにしたショートショート作品の連作のひとつです。
※本文より
 いや、それは見慣れないだけではなく、あるはずのないものだった。
 それはまるで童話の絵本に出てくるような人魚だったのだ。
 光を反射するうろこを持った腰から下の魚の部分と、少女のような、栗色の少しウェーブのかかった長い髪の上半身。手のひらに乗りそうな小さな人魚は水草のあいだからこちらをうかがっていた。
 後から考えてみれば二、三秒のことだったのではないかと思う。自分の目が信じられないと感じながら、人魚の姿を凝視していた。
 水の中からこちらがどのように見えていたのか…わたしの視線を感じたのか、人魚はクルリと体の向きを変えるとスッと水草の間に隠れてしまった。
 わたしは水槽の前を行ったり来たりしながら人魚の姿をもう一度確かめようと探したが、どうしても見つからなかった。水草にしろ珊瑚を模したオブジェクトにしろ、そこに何かがいるのであれば完全に隠れることはできない程度のものしかないのだが、どうしても人魚の姿を見つけることはできなかった。
 やっぱり目の錯覚か。
 それにしてはいやにハッキリと…。

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2019年1月19日 (土)

電子書籍■伝説のブルセラショップオリジナルビデオ・熱烈ハイティーン編

 もはや伝説といっていいブルセラショップオリジナルビデオ。
 本書はその発売当時に雑誌に掲載されたレビュー記事をまとめたものです。
 ビデオレビューの他、当時のショップ紹介、制作スタッフへのインタビューも収録しました。

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2019年1月 5日 (土)

電子書籍■ローズ: アロマキャンドルの妖精

ローズ: アロマキャンドルの妖精

・内容紹介
アロマキャンドルに火を灯すと現れた妖精ローズ。可愛らしい外見と裏腹な言動に振り回される主人公。そんな二人の週末のお話です。
※本文より
 と、そのときでした。ふと何かの気配を感じてキャンドルの方に目を向けてみると、炎のちょっと上の方に10センチくらいのぼうっとした白い影が浮かんでいるのです。
 影は煙のようにふわふわ漂うように炎の上にありました。じっと見ているとだんだん輪郭がはっきりしてきて、妖精のような女の子の姿が見えてきたんです。
 わたしは思わず、フッとキャンドルを消してしまいました。
 するとその影も炎といっしょにフッと見えなくなってしまいました。
 なんだったんだろう。
 キャンドルの明かりだけにしていたバスルームは、窓の外から入る街灯や近くのビルの看板などのぼんやりとした光だけで、ますます不気味な雰囲気になってしまいました。お湯に浸かっているのに背筋が一瞬ゾッと冷たくなるのを感じました。
 けれど、まさかキャンドルの炎から妖精があらわれるわけはないと思い、もう一度キャンドルに火を灯してみました。
 暗いバスルームに目が慣れてしまったせいか、キャンドルの明かりだけでもずいぶん明るく感じます。
 息をするのもためらいながらしばらくキャンドルを見ていましたが、さっきのように何かが現れるということはなく、やはり気のせいだったんだと思い、わたしはまたゆっくりと入浴を楽しむ気持ちになっていました。
 バスタブの中で体の力を抜き、目を閉じて、キャンドルの香りを吸い込みながらリラックスした気持ちになっていると、突然女性の声がしたんです。
「ちょっと、さっきのはなんなのよ」
 びっくりして目を開けると、キャンドルの炎の上に、また妖精が浮かんでいました。

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電子書籍■美神の泉/漆黒の異邦人

美神の泉/漆黒の異邦人

・内容紹介
いわゆるひとつの異世界ファンタジーライトノベル。

・本文より
***** Preface

「都市と田園の相違も現在よりもずっと目立っていたし、同様に光と闇、静寂と騒音の対照もはっきりしていた。近代の都市は真の闇、全き静寂というものを知らない。闇に浮かぶたったひとつの小さな灯、遠くかすかに呼ぶ人の声がどんな印象を与えたか、知るよしもない」とヨハン・ホイジンガはその著書『中世の秋』に書いている。この物語の舞台もホイジンガが表現した時代に似ていると思っていい。
 ムンドゥス王国は5つの大陸にあるいくつかの国の中でももっとも大きく歴史の古い国だ。現在は女王によって統治されていて、その女王の信任の厚い騎士団の団長はフォルティという女性の騎士だった。5大陸にもその名は知られていたが、単に勇猛果敢な戦士として伝わり、男性騎士と信じている者もあった。
 この物語の主人公である少女アヤは、邪教の魔導師によって魔族の生贄にされかけたとき、フォルティに助け出され、記憶の大半を失っていたことからフォルティに引き取られることとなり、剣士として修行することになった。
 まだまだ騎士団を率いるほどの力はないものの、フォルティが認める若い女戦士として成長していた。アヤ自身、フォルティを目標として日々鍛練を積んでいた。
 しかし、アヤの身には魔族の魂がすでに入り込んでいて、左手の甲のウロボロスの紋章によって封印されている。アヤがその力を解放するとき、彼女は「漆黒の異邦人」と呼ばれる。
 そして今回アヤは、騎士団を離れ傭兵団と共に危険な任務を任されることになった。

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電子書籍■海沿いの店で…: 仮想空間Second Life小説集

海沿いの店で…: 仮想空間Second Life小説集

・内容紹介
仮想空間Second Lifeを舞台にした短い小説集です。
とあるカフェバーのシリーズ『海沿いの店で…』『夕焼けが空を染めている…』『ジャズが流れるステージで…』に書き下ろし作品『満月の下で…』を加え、未発表の『仮想世界に降る雪』と『Over Sexuals』を収録しました。
Second Lifeの世界を案内する内容にもなっていますので、Second Lifeを知りたいという方もぜひお読みください。

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電子書籍■ANOTER REALITY: 仮想空間Second Lifeから

ANOTER REALITY: 仮想空間Second Lifeから

・内容紹介
仮想空間Second Lifeをテーマにした作品です。
二部構成になっており、第一部はSecond Lifeをご存じない方のための入門(説明)的な内容になっています。
第二部ではSecond Lifeにログインしてくる人々やその世界を主人公が考察していくといったものになっています。
とくにアバターに対するユーザーの思い入れや、ネットやSecond Lifeへの依存に関して考察しています。
400字詰め原稿用紙201枚。

※本文より
「SLにしても、2007年の日本語版スタートの時点であれだけ爆発的にユーザーが増えたものの、残っている人が半分以下っていうことを考えると、本質的にこの世界を楽しく感じる人の割合がそれほど多くないということなのかもしれないしね^^;」
「それはあるかもですね。もっとも2007年当時は広告代理店の戦略で、SLでビジネスができるって触れ込みがあってユーザーがなだれ込んできたっていうのもあったけど」
 真奈美さんが言うように日本語版スタート時点では仮想空間を楽しむことより、仮想空間をビジネスに利用しようというユーザーも多かった。もちろんそれ自体は間違ってはいないのだけれど、誰もが気軽にSLにログインしてくることを前提としていたビジネスモデルが間違っていたといえるだろう。逆に言えば家庭向けPCの性能が上がった今こそ、当時やろうとしていたことが実現できるのかもしれない。
 とはいえ、いまさらSLでそれをしようという企業ももうないのだろうし、多くの人がSLにログインしてくるという状況ではもややない。
「ボクみたいに何年もブランクがあっても問題ないゲームなんてあんまりないと思うんだけどなあw」
 りょうさんが自嘲気味に言った。
「そうですよね^^」
 そうわたしは答えたが、SLをゲームと称することには抵抗もある。ゲーム性のない世界であることはもちろんだけれど、「ゲーム」と言うことでSLの印象に誤解を与える気がするからだ。ビジネスとしてSLを利用しようとして失敗したのと同様、ゲームと勘違いしてはじめたものの、楽しみ方がわからずに去っていったユーザーも少なくないと思っている。
「でも、SLってゲームとは違いますよね^^ なんていうか、文字通り第二の人生みたいな感じで^^」
 すずさんだ。
「確かにそうだけどね。まあゲームで言うなら生活系っていうのかな。そういうジャンルだろうね」
 りょうさんが答える。
「生活系といえば、たしかにそうですね^^」今度は真奈美さんだ。「でも、あやさんもそうでしょうけど、わたしはコミュニケーションツールと思ってますよ^^」
「うん、コミュニケーションツールというのはわたしもそう。アバターがあるからゲームという印象が強いのは仕方ないと思うけど、わたし個人は現実の延長線上なんだよね。SLって」
「それはわたしもそうですね」
「うん、わかります」
 真奈美さん、すずさんがほぼ同時に言った。
「ここはネット上の仮想空間だし、アバターもただのデータでしかないわけだけど、いまこうしてみんなと話していること自体はまぎれもない現実なわけで、LINEやSKYPEと同じだよね。そこにアバターが存在しているということだけで、現実味のない世界と切り捨てるのは違うんじゃないかと思う」
「なるほど」りょうさんはそう言ってから続けた。「そう言われてみればたしかにその通りだね。アバターがあるからこそのSLだと思うけど、それが逆にリアリティを拒絶する結果を招いているような気がする」
「なるほどです」
 すずさんだ。
「SLの外から見るとそれもひとつの見方になるんだろうね。でも、アバターナルシズムのようにSLユーザーにとってはもうひとつの現実のように感じられる重要な要素にもなってるからね。矛盾した要素を併せ持っているなんて、現実の人間みたいで面白いと思わない?w」
「あやさん得意の考察ですね^^」
 真奈美さんが言う。
「なるほど。って納得させられちゃうからなあ、あやさんのそういう意見w」
「ですね^^」
 りょうさんの言葉にすずさんが同意する。
 いずれにしろ、アバターを操る現実の人間がいるからこそのことであり、アバターという器に自我という魂を入れることで成り立つ考察でもある。
 けっきょくわたしにとって仮想空間Second Lifeというものは、現実世界と地続きの、日常生活の延長線上だというのが結論になるのかもしれない。

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電子書籍■Second Life小説■Over Sexual

Second Life小説■Over Sexual

・内容紹介
 LGBTという言葉が一般に知られるようになったのはここ一、二年の間でしょうか。
 レズビアンやゲイ、シーメール(ニューハーフ)という言葉やそういった嗜好を持つ人々のことはそれ以前から知られていたとは思いますが、社会の、そういった性的マイノリティの人々を受け入れる余地や思想は熟していなかったのも事実なのでしょう。
 LGBTという言葉が広く知られていく過程で、社会の中に性的マイノリティの人々が存在しているということ、彼ら・彼女らもまた同じ社会を構成する人々のひとりであるという認識も広まってきたという気はします。
 一方でそういった社会の変化の中にあっても現実世界では自分の性的嗜好や性自認を周囲には明かせないという人たちもいて、そういった人たちの中にはネットの世界、ゲームの世界などで現実とは違う異性の自分を作り上げてささやかな満足を得ている場合もあります。
 いわるゆネカマやネナベということではなく、現実世界では実現のできない性別越境をネットの世界で叶えているわけです。
 この小説は仮想空間Second Lifeという世界で現実ではできない性別越境を叶えた主人公を描くことで、仮想空間の有益さについて考えたものです。
※本文より
 インターネット上の仮想空間「Second Life」にアカウントを作ってから何年になるだろう…。
 日本語版がリリースされたのが2007年の7月で、直後に始めたから、もう…。
 いつのまにか何年もこの世界にログインしているけれど、自分でもよく続けてきたものだと感心してしまう。ほぼ毎日ログインしているのだからなおさらだ。
「Second Life」、ユーザーは略してSLと呼んでいるけれど、この世界の中でわたしはエリカという女性だ。
 ゆるくウェーブのかかったプラチナブロンドのロングヘア、少し大きいかもしれないバスト、どちらも現実の自分にはないものだ。季節や気分で服を着替え、ダンスをしたり、チャットで話したりする。マイクを使えば音声チャットも可能ではあるけれど、あくまでも女性として過ごしたいわたしはボイスチャットは使わない。そう、現実世界のわたしはまぎれもなく男性なのだから。
 できることなら現実世界でも女性として生きてみたい。その願望は確かにある。とはいえそれは女性になって男性と恋愛したいというのとは違う。女性になりたいというのと、男性と恋愛したいというのはまた別の問題のような気がする。
 普通は理想の女性を他人に求め、理想の女性と出会いたいと思うのだろうが、わたしの場合、その理想の女性に自分がなりたいのだ。男からも女からも注目されるような女性に。これは、やはり自分のメンタリティが男性だからなのかもしれない。

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電子書籍■仮想空間Second Life再入門

仮想空間Second Life再入門

・内容紹介
本書は仮想空間「Second Life」について2018年時点でのアカウント取得、基本操作などについて解説したものです。
これからSecond Lifeを始めようという方はもちろん、以前やったことがあるけれどブランクがあるという方にも読んでいただければと思います。
また「2007年当時のSecond Lifeしか知らない」という方も、進化したSecond Lifeについて知ることができると思います。

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電子書籍■仮想空間Second Life、エッセイ集

・Second Life紹介 ・仮想の中の現実 ・仮想の中の現実2

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2019年1月 4日 (金)

電子書籍■官能ノヴェルス/四十路主婦 ほか

・イメージプレイ再入門 ・官能ノヴェルス/三十路主婦 ・人妻・熟女、本当にあったHな話

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電子書籍■まなみの「ただいま営業中」

まなみの「ただいま営業中」

・レディースコミック微熱superデラックスに連載された、現役風俗嬢まなみによるテクニック紹介集。
女性の方にこそ読んで欲しい内容です。

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電子書籍■ニューハーフという生き方/激白人生

ニューハーフという生き方/激白人生

・雑誌「シーメール白書」に連載されたニューハーフへのインタビューシリーズ「ニューハーフという生き方/激白人生」が電子書籍になりました。

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電子書籍■伝説のブルセラショップオリジナルビデオ・熱烈ハイティーン

 もはや伝説ともいえるブルセラショップで販売されていたオリジナルAV。
本書は「熱烈ハイティーン」というブルセラ誌に掲載された発売当時のレビュー記事をまとめたものです。
また当時のブルセラショップレポート、ショップイベント、ショップビデオ制作者のインタビューなどもまとめました。

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2019年1月 3日 (木)

電子書籍■仮想空間Second Life再入門 マニュアル2018

仮想空間Second Life再入門 マニュアル2018

・内容紹介
本書は仮想空間「Second Life」について2018年時点でのアカウント取得、基本操作などについて解説したものです。
これからSecond Lifeを始めようという方はもちろん、以前やったことがあるけれどブランクがあるという方にも読んでいただければと思います。
また「2007年当時のSecond Lifeしか知らない」という方も、進化したSecond Lifeについて知ることができると思います。

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電子書籍■ANOTER REALITY: 仮想空間Second Lifeから

ANOTER REALITY: 仮想空間Second Lifeから

・内容紹介
仮想空間Second Lifeをテーマにした作品です。
二部構成になっており、第一部はSecond Lifeをご存じない方のための入門(説明)的な内容になっています。
第二部ではSecond Lifeにログインしてくる人々やその世界を主人公が考察していくといったものになっています。
とくにアバターに対するユーザーの思い入れや、ネットやSecond Lifeへの依存に関して考察しています。
400字詰め原稿用紙201枚。

※本文より
「SLにしても、2007年の日本語版スタートの時点であれだけ爆発的にユーザーが増えたものの、残っている人が半分以下っていうことを考えると、本質的にこの世界を楽しく感じる人の割合がそれほど多くないということなのかもしれないしね^^;」
「それはあるかもですね。もっとも2007年当時は広告代理店の戦略で、SLでビジネスができるって触れ込みがあってユーザーがなだれ込んできたっていうのもあったけど」
 真奈美さんが言うように日本語版スタート時点では仮想空間を楽しむことより、仮想空間をビジネスに利用しようというユーザーも多かった。もちろんそれ自体は間違ってはいないのだけれど、誰もが気軽にSLにログインしてくることを前提としていたビジネスモデルが間違っていたといえるだろう。逆に言えば家庭向けPCの性能が上がった今こそ、当時やろうとしていたことが実現できるのかもしれない。
 とはいえ、いまさらSLでそれをしようという企業ももうないのだろうし、多くの人がSLにログインしてくるという状況ではもややない。
「ボクみたいに何年もブランクがあっても問題ないゲームなんてあんまりないと思うんだけどなあw」
 りょうさんが自嘲気味に言った。
「そうですよね^^」
 そうわたしは答えたが、SLをゲームと称することには抵抗もある。ゲーム性のない世界であることはもちろんだけれど、「ゲーム」と言うことでSLの印象に誤解を与える気がするからだ。ビジネスとしてSLを利用しようとして失敗したのと同様、ゲームと勘違いしてはじめたものの、楽しみ方がわからずに去っていったユーザーも少なくないと思っている。
「でも、SLってゲームとは違いますよね^^ なんていうか、文字通り第二の人生みたいな感じで^^」
 すずさんだ。
「確かにそうだけどね。まあゲームで言うなら生活系っていうのかな。そういうジャンルだろうね」
 りょうさんが答える。
「生活系といえば、たしかにそうですね^^」今度は真奈美さんだ。「でも、あやさんもそうでしょうけど、わたしはコミュニケーションツールと思ってますよ^^」
「うん、コミュニケーションツールというのはわたしもそう。アバターがあるからゲームという印象が強いのは仕方ないと思うけど、わたし個人は現実の延長線上なんだよね。SLって」
「それはわたしもそうですね」
「うん、わかります」
 真奈美さん、すずさんがほぼ同時に言った。
「ここはネット上の仮想空間だし、アバターもただのデータでしかないわけだけど、いまこうしてみんなと話していること自体はまぎれもない現実なわけで、LINEやSKYPEと同じだよね。そこにアバターが存在しているということだけで、現実味のない世界と切り捨てるのは違うんじゃないかと思う」
「なるほど」りょうさんはそう言ってから続けた。「そう言われてみればたしかにその通りだね。アバターがあるからこそのSLだと思うけど、それが逆にリアリティを拒絶する結果を招いているような気がする」
「なるほどです」
 すずさんだ。
「SLの外から見るとそれもひとつの見方になるんだろうね。でも、アバターナルシズムのようにSLユーザーにとってはもうひとつの現実のように感じられる重要な要素にもなってるからね。矛盾した要素を併せ持っているなんて、現実の人間みたいで面白いと思わない?w」
「あやさん得意の考察ですね^^」
 真奈美さんが言う。
「なるほど。って納得させられちゃうからなあ、あやさんのそういう意見w」
「ですね^^」
 りょうさんの言葉にすずさんが同意する。
 いずれにしろ、アバターを操る現実の人間がいるからこそのことであり、アバターという器に自我という魂を入れることで成り立つ考察でもある。
 けっきょくわたしにとって仮想空間Second Lifeというものは、現実世界と地続きの、日常生活の延長線上だというのが結論になるのかもしれない。

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新刊!電子書籍■Second Life小説■Over Sexual

Second Life小説■Over Sexual

・内容紹介
 LGBTという言葉が一般に知られるようになったのはここ一、二年の間でしょうか。
 レズビアンやゲイ、シーメール(ニューハーフ)という言葉やそういった嗜好を持つ人々のことはそれ以前から知られていたとは思いますが、社会の、そういった性的マイノリティの人々を受け入れる余地や思想は熟していなかったのも事実なのでしょう。
 LGBTという言葉が広く知られていく過程で、社会の中に性的マイノリティの人々が存在しているということ、彼ら・彼女らもまた同じ社会を構成する人々のひとりであるという認識も広まってきたという気はします。
 一方でそういった社会の変化の中にあっても現実世界では自分の性的嗜好や性自認を周囲には明かせないという人たちもいて、そういった人たちの中にはネットの世界、ゲームの世界などで現実とは違う異性の自分を作り上げてささやかな満足を得ている場合もあります。
 いわるゆネカマやネナベということではなく、現実世界では実現のできない性別越境をネットの世界で叶えているわけです。
 この小説は仮想空間Second Lifeという世界で現実ではできない性別越境を叶えた主人公を描くことで、仮想空間の有益さについて考えたものです。
※本文より
 インターネット上の仮想空間「Second Life」にアカウントを作ってから何年になるだろう…。
 日本語版がリリースされたのが2007年の7月で、直後に始めたから、もう…。
 いつのまにか何年もこの世界にログインしているけれど、自分でもよく続けてきたものだと感心してしまう。ほぼ毎日ログインしているのだからなおさらだ。
「Second Life」、ユーザーは略してSLと呼んでいるけれど、この世界の中でわたしはエリカという女性だ。
 ゆるくウェーブのかかったプラチナブロンドのロングヘア、少し大きいかもしれないバスト、どちらも現実の自分にはないものだ。季節や気分で服を着替え、ダンスをしたり、チャットで話したりする。マイクを使えば音声チャットも可能ではあるけれど、あくまでも女性として過ごしたいわたしはボイスチャットは使わない。そう、現実世界のわたしはまぎれもなく男性なのだから。
 できることなら現実世界でも女性として生きてみたい。その願望は確かにある。とはいえそれは女性になって男性と恋愛したいというのとは違う。女性になりたいというのと、男性と恋愛したいというのはまた別の問題のような気がする。
 普通は理想の女性を他人に求め、理想の女性と出会いたいと思うのだろうが、わたしの場合、その理想の女性に自分がなりたいのだ。男からも女からも注目されるような女性に。これは、やはり自分のメンタリティが男性だからなのかもしれない。

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